mixhostからXserverレンタルサーバー引越しの失敗の数々

先日、このブログのレンタルサーバーを移転。ミックスホストからエックスサーバーに引っ越しさせました。エックスサーバーからミックスホストへの引越し解説記事は多いのですが、逆のパターンの記事は少ないため、書きました。

最終的にたどりついた方法を使えば数時間で終わります。しかし正解をみつけるまでに2週間かかりました。

最終的な解決策は、記事の最後に記しました。それを先に知りたい方は、目次の「レンタルサーバーをmixhostからXserverへ移転する最終的な解決法」をクリックしてください。

ただ、私がそうなのですが、他人の失敗談の方が、学びが多いんですよね。

だから、この記事のメインを失敗談の方にしています。

レンタルサーバーを移転する私のスペック

記事を読む人にとっては、私のITの知識のスペックが気になるところかもしれないので、ご説明します。

  1. WordPress運用歴1年、他にもいくつかのサイトを持っている。
  2. IT知識少ない。最近HTML、CSSの勉強を始めている
  3. どれほど無知か? たとえばMySQLというものは何かを、今回初めて知った程度の知識

早く言えば初心者に毛が生えた程度。数日前までSIerを「スレアー」と読んでいたほどです。それがサーバー移転を一から自分でやろうとして、失敗と試行錯誤の繰り返し。平日3時間、時には徹夜、土日のどちらかを丸一日使って、通算2週間かかりました。

ちなみに、所有するサイトのいくつかをXserverに移転させた理由は、リスク管理のためです。

ドメイン移転と反映には時間がかかることを覚悟するべし

「すぐにできる」「1時間もかからない」と解説する記事が多いですが、気にしないほうが良いです。

レンタルサーバー移転には、いくつかの「サーバー側の都合」が存在します。たとえば「確認用URL」を作成した場合(今回は説明していません)や、ネームサーバーを書換えた場合、実際の反映に1時間以上かかる場合もあります。その間は待つしかないわけですから、サーバー側が調子が悪ければ、どうしようもありません。

サーバー運営会社も、『反映に72時間ほどかかることもある」と説明しています。時間がかかっても気にしないでください。その間に余計なことをしてしまい、自体が悪化することもあります(私がそうでした)。

(URLをクリックしても、このような画面が何時間も表示されたままのことも)

レンタルサーバーのバックアップデータが開けない

最初の失敗は、レンタルサーバーのバックアップデータの活用方法を知らなかったことです。

実はこれまで、mixhostでなんのトラブルもなかったためにバックアップデータを一度も取っていませんでした。しかし、レンタルサーバーの引越しでは、さすがにデータが破損する可能性、消去される可能性もあるため、バックアップデータを取っておく必要があります。

それに、まだレンタルサーバー移転方法について学ぶ前だったのですが、自分のパソコンに保存したバックアップデータを新サーバーに移せば、それで引越しは済む話ではないか、と予測していました。

そこでまずバックアップデータを取ることから始め、その最初でつまづきました。

まず、mixhostのバックアップタブをクリック。

どのバックアップを取ればいいのかわかりませんが、完全バックアップは違うだろうと思い、それ以外の該当箇所をクリックしてみました。

データはすぐにダウンロードされました。ところがデータが開けないのです。見慣れぬ拡張子がついていたので、圧縮されているのではないかと思い、解凍ソフトを使いましたが解凍に失敗しました。

” .tra.gz “や” .sql.gz “という拡張子ファイル解凍には新しい解凍ソフトが必要

あとからわかりましたが、mixhostのバックアップデータは、やはり圧縮されていて、”.tra.gz”や”.sql.gz”という拡張子がついたフォルダは解凍すれば開くのです。

ではなぜ開けなかったのか?

私のパソコンに落としていた解凍ソフト”Lhasa”が昔に開発されたもので、古すぎて役に立たなかったようです。.gzという拡張子フォルダを開くためには、Lhaplusなどの新しい解凍ソフトが必要だ、とのことでした。

Lhaplusのソフトはこちらからダウンロードできます。

ダッシュボードのツールを使う方法でサーバー移転失敗

ただ、それがわかったのはだいぶあとのことでした。

バックアップデータを取ること、バックアップデータを利用して元のサーバーから新しいサーバーにデータを移動させることは早々にあきらめ、次に試したのが、WordPressのダッシュボードにある、「ツール」→「エクスポート」という機能を使う方法でした。

ググると、この機能を使えば、引越しがうまくいくと書かれているサイトは多く、その手順に従ったのです。

ミックスホストにエックスサーバーから超簡単に素早く移転する方法

  1. Xserverのサーバーパネルで、mixhostで使用中のドメインの設定を追加(登録)
  2. WordPressのダッシュボード→「ツール」より、データをエクスポート。
  3. ドメインのネームサーバーを新サーバーに移し、ドメイン管理が新サーバーに移動したら(数時間~72時間ほどかかります)、ログイン。
  4. 元サーバーで使っていたWordPressテーマは使えなくなっているのを確認。
  5. ダッシュボード「ツール」にて自分のパソコンに保存していたデータをインポート。

ところが……この方法だと、記事しかデータが移らず、画像が一切移動しませんでした。

その上、なぜかトップページ以外のページのリンク(サイトの右側の最新の記事紹介など)をクリックしても、すべて404になっていて使い物になりませんでした。

Duplicator というプラグインでスキャニングが終わらない

こりゃ困った、と考えて、次に試したのがプラグインを使う方法。

WordPressのお引越し用のプラグインとして定評のあるものを調べ、出てきたのが「Duplicator」です。

これを使って引っ越そうとしましたら……データの吸い込みに時間がかかること、かかること。

「Scanning Site Please Wait..」と表示されたまま、待つこと1時間。いっかなスキャニングが終わる気配がありません。

時間がかかり過ぎだろう、と思い、あきらめました。

※しかも、このプラグインには脆弱性がみつかり、複製した先のサイトを外部から書き換えることができるそうです。使わないほうがいいみたいですね。

WordPressのプラグインDuplicator 1.2.40以前にリモートコード実行の脆弱性

レンタルサーバー移行の前にWordPressの基本を理解するべき

その間に、たとえばURLに日本語が混ざっているのが悪いらしいと書いている記事を読んでは、URLをすべて英文字に変更したり、セキュリティー系のプラグインが相互干渉しているらしいと聞いて停止にしたり、いろいろと試すうちに、自分の欠点がわかってきました。

WordPressの根本を理解していなかったことです。

サイトにとって必要なのは記事と画像。

プラグインやテーマは、破損しても再度ダウンロードすればすみますが、自分で書いた記事や大量の画像はそうはいきません。

この、記事と画像、WordPressではサーバーの別々の場所に、別々の形で保管されているのです!

記事などが保管されている場所は「MySQLデータベース」、phpMyAdminで管理されています。
画像などが保管されている場所は「(実行)ファイル」、ファイルマネージャーで管理されています。

この2つを元サーバーからダウンロードして、新サーバーにアップロードしなければなりません。

詳しくは「WordPress初心者向け フォルダ構成・データベース構成解説」というサイトに書かれているので、知らない方は、一読をお勧めします。

filezillaを利用してサーバー移行しようとしたが、うまくいかない

それから試したのは、わいひらさんの記事「WordPressをサーバー移転して引っ越す方法(XSERVER→MixHostの例)」で紹介されていた、FTPソフトを使って、ファイルを移動させる方法。記事のデータは、phpMyAdominのエクスポート/インポート機能を利用してデータを移動させます。

FTPソフトなぞというものを使うのは初めて。その勉強から始めたので、ここにも時間を吸い取られました。

FFFTPというソフトが日本では定番とのことでしたが、運営の引き継ぎが多少不安、などと指摘する記事もあったため、次に定番のfilezillaというFTPソフトを使用することにしました。

途中まで、FTPソフトをXserverに接続してファイルをアップロードするまではうまくいったんです。ところが、3日経ってもサイトが表示されないままでした。

72時間たった時点で、これはおかしいと思い、再度やり直したのですが、やはり駄目でした。

元サーバーのphpMyAdminでエクスポートしたデータを新サーバーにインポートするとうまくいかない

どうやら、2つのサーバーのバージョンが違うことが原因のようでした。

記事データの入っているMySQLデータを、新サーバーに移そうとして、mixhostの管理画面からphpMyAdominを開き、該当データベースからデータ(テーブルと呼ばれています)をエクスポートして自分のパソコンに保存。それからXserverのphpMyAdominを開き、新データベース(作成しておきます)にデータをインポートしたのですが、これがどうやら不具合を起こす元凶ではないか、と。

mixhostのMySQLのバージョンは「10.2.15」。

それに対して、Xserverのバージョンは「5.7.16」。

データにはサーバーに依存している情報が相当含まれていて、不用意に新サーバーに移すとバグを生じ易いようです。新しいものを古いものに載せ替えるとなると、なおさらなのではないか?

古いエクセルの情報を新しいエクセルで開くことは簡単でも、新しいエクセルを古いエクセルで開こうとすると、機能しない情報が多くてバグるのと同じではないか?

こういうことを指摘するサイトもいくつか見つかり、散々悩んだ末に、この方法もあきらめました。

レンタルサーバーをmixhostからXserverへ移転する最終的な解決法

最終的な解決方法。それは、All-in-One WP Migrationというプラグインを使う方法でした。

ここにたどりつくまでに、上記以外のもっとたくさんの失敗を積み重ねましたが(涙目)。知れば簡単な方法で、今までの苦労は何だったのだろう? と思いました。

以下、方法です。

  1. 後でご説明しますが、Media File Renamerというプラグインを使って、事前に画像ファイル名を英語に修整しておきます。
  2. 元のサーバー(今回の場合はmixhost)を利用したままで、All-in-One WP Migrationというプラグインをインストール、有効化します。
  3. 次に、移転予定のドメインのWordPressダッシュボードを開き、メニューの「All-in-One WP Migration」をクリック。「サイトをエクスポート」というページが開くので、緑色の「エクスポート先」→「ファイル」の順にクリック。
  4. データをエクスポート→完了したら自分のパソコンにデータをダウンロード。ファイルの拡張子は”.wpress”のはずです。
  5. 次に、新サーバー側の設定。Xserverでドメインの設定とWordPressの簡単インストールを済ませておきます。このときのログイン設定などは適当でいいです。すぐに使わなくなるパスワードですから。
  6. その次に、ドメインのネームサーバーをmixhostからxserverに変更してください。設定が反映するまでに数時間かかります。
  7. 数時間経つと、ドメインはそのままですが、中身に記事がなにもない初期状態のWordPressのが立ち上がっていると思うので、ダッシュボードにログインしてください。
  8. そして、こちらにも、All-in-One WP Migrationというプラグインをインストール、有効化します。
  9. ダッシュボードメニューの中の「All-in-One WP Migration」をクリック、さらに、「インポート」をクリックして下さい。
  10. 「サイトのインポート」というページが開くので、そこに拡張子”.wpress”の保存データをアップロードしてください。インポートが完了したら、次に出てくる画面をクリック(なんという文言か忘れました)。WordPressのログイン画面に戻るので、元サーバー使用時のユーザー名、パスワードでログインできるようになります。
  11. このときは、まだURLは、http://○○○○のままだと思うので、XerverでSSL設定をしてください。

これで完了です。お疲れさまでした!!

メディアの一部が表示されない! 画像が破損している!

ちなみに、私がサーバー移行したときは、プラグインMedia File Renamerを使わずにサーバー移転作業をすべて終えました。

そしたら、記事の画像がところどころ表示されないんですよね。

FTPソフトで中身を確認すると、画像データは移動していたんです。それなのに、なぜ……。

調べた結果、画像のファイル名に、日本語を使っていたことが原因でした。

サーバーを引越すと、画像のファイル名から日本語が勝手に削除されてしまうのです。

画像のURLは英文字のみになってます。ところが記事に貼り付けた画像URLは日本語が含まれたまま。

これが、サーバーで一部の画像が表示されない原因でした。

仕方ありません。

先に導入済みのプラグイン”Broken Link Checker”を使うと、リンクされていない画像がなにか、見つかります。その画像のファイル名をメモして、Add From Serverというプラグインを使って、該当ファイルをゴリゴリ、一つ一つ再度認識させていく、という方法で、どうにか解決させました。

そのあと、Media File Renamerの存在を知って、もっと早く知っていれば、と後悔しました。

このようなことがないように、今後は画像のファイル名には、最初から英文字だけを使用した方が良いですね。

 

以上、長くなりましたが、レンタルサーバーを移動するにあたっての、私の失敗の数々です。

同じような失敗で右往左往している人の、何らかの助けになれば幸いです。

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